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なにわの海の時空館 [11番]

西国art33巡礼の第十一番は、大阪南港コスモスクエアに在る「なにわの
海の時空館」こと“大阪市立海洋博物館”。

地下鉄中央線コスモスクエア駅に降り立ち、シーサイドコスモを歩いて程無
くすると半ドーナッツ型のエントランス棟と、その後にと言っても海中に建つ
ガラスドームの展示棟が見えてきます。
エントランス棟からエレベーターで地下に下り、青い光と天窓からの淡い光
が幻想的な60mほどの海中道を渡って展示棟へ。

ガラスドームの中央には、その昔大阪と江戸を行き来していたと言う菱垣廻
船を復元した“波華丸”が200畳と言う帆を広げて鎮座まします。
その船を囲むように展示スペースがドーナッツ状に配置され、4階には海を
描いた絵画や船のヘッド、3階には大阪の海運の歴史や文化、2階には菱
垣廻船の復元や和船の歴史が展示され、1階では定期的に特別展などが
開催されているようです。
菱垣廻船に目を奪われがちですが、各フロアーでは丁髷着物姿の係りの人
が案内してくれたりと、色々工夫もしながら大阪の海運の歴史に親しんでもら
おうと頑張っていらっしゃったのが印象的。
帰りにもう一度、海に迫り出したガラスドームを対岸から眺めて、帰路につい
た次第です。

設計は、シャルル・ド・ゴール国際空港のターミナルビルなど空港ターミナルビ
ル建築で名高いフランスの建築家ポール・アンドリュー氏が担当した2000年
の作品です。

★施設
場所:大阪市住之江区南港北2-5-20
開館時間:10:00~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:600円
http://www.jikukan.or.jp/index.html
★備考
復元した菱垣廻船「波華丸」を中心に大阪の海運にまつわる資料などを収蔵。

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国立民族学博物館(みんぱく) [10番]

西国art33巡礼の第十番は、万博記念公園内に在る「国立民族学博物館」。

公園にたどり着くと、先ずは岡本太郎氏の“太陽の塔”が出迎えてくれ、正面
より裏の顔の方が好きだなどと考えながら、横目に歩くと池のほとりに円柱と
口の字型のキューブを組み合わせて造られた建屋が木々の間から顔を見せ、
正面に回ると四角く突き出た左右の出入口と中央のエントランスが見えてくる。
高さが無いのと、キューブの角が丸めてある事から、あまり威圧感を感じる事
は無い。何回も訪問している場所だが、改めて建物を見ると特徴的で斬新な
デザインであることに驚きました。

館内に入り中央の階段を上って2階の常設展示会場へ。オセアニアから始まり
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカと口の字型のキューブ内をぐるぐる回るように順路
を巡っていくと、その内、方向感覚が狂ってきて、どちらを向いているのか、どこ
の向かっているのかが曖昧になり、適度に暗いことと周囲にひしめく特徴的であ
りつつ類似性もある物凄い物量の展示物とがあいまって異空間に飲み込まれる
ような心地良い錯覚に襲われる。
時が経つのも夢の内、同じ所をウロウロしながらもなんとか最後の日本のブース
にたどり着く。

民藝の宝庫のような空間を満喫して展示会場の出口を出ると廊下には展示物
と並ぶ“みんぱく”のもう一つの目玉、こちらは近未来的な風情のチューブ状のビ
デオテークがずらりと並んでいて、イメージとしての研究施設的な情緒を醸し出し
ています。

設計は、現代日本建築の代表でありメタボリズム理論により新陳代謝する建築・
都市を提唱、国内外で高く評価されている建築家黒川紀章氏が担当した1977
年の作品です。

★施設
場所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
開館時間:10:00~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週水曜日
観覧科:一般:420円(万博記念公園の入園料も含む)
http://www.minpaku.ac.jp/
★備考
諸民族の文化を理解するための標本、映像、音響を収蔵するとともに、民族学・
文化人類学の研究所、総合研究大学院大学としての役割も担っている。

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ニューヨーク近代美術館<MoMA> [番外]

西国art33巡礼の番外として、ニューヨークに在る「近代美術館<MoMA>」

西国巡礼にも番外が存在するのに肖って、今回は日本から遠く離れた異国の
地、米国ニューヨークに在り、近現代美術の殿堂としての圧倒的な存在感と日
本人建築家谷口吉生氏が改築の設計を手掛けたMoMAを訪れました。

ニューヨーク出張初日、ホテルへのチェックインの後にできたわずかな時間を
利用し脱兎の如き訪問、地下鉄でブロードウェイの49th駅に降り立ち、雑踏
の中を時間も無いのでそそくさと歩いて、W.53rd St.に向かうと、まっ平ら
なガラス張りにMoMAの文字が突き出た建屋が目に入る。
閉館までの時間が惜しいので外観は後でゆっくり見るとして、早速中へ入って
チケットを購入。「何処から来たの?」と気さくに声をかけながらチケットを渡し
てもらい、エントランスを軽く1周してエスカレーターで5階へ。

5階は1880年から1940年までの近代絵画と彫刻が展示してあり、ピカソ・
ゴッホ・セザンヌ・ゴーギャン・ルソー・マチス・シャガール・ミロなどなどの名品
を触らないギリギリまで寄って観られる上に個人使用目的なら写真も許可され
ており、微妙な色調、絵の具の厚み、ハケの勢いをリアルに感じることができ、
痺れるほどの美しさに浸ることが出来ました。
4階は1940年以降の現代アートが展示してあり、ウォーホル、ロイ・リキテン
シュタインなど大好きなポップアートが目を惹く。
時間が無くなったので、3階では安藤氏の近つ飛鳥の模型など建築関係の展
示のみを拝見。

展示物は勿論、ガラスから差し込む自然光、すっきりした白壁と直線の交差、
ところどことにあるガラス窓に見える別階を行き交う人々の姿まで計算された
様なモダンで洗練された建屋も最高でした。

設計は、豊田市美術館も設計し国内外で高く評価をされているモダニズム建
築の建築家、谷口吉生氏が担当した2004年の作品です。

★施設
場所:11West53Street,New York,NY 10019-5497 USA
開館時間:10:30~17:30(金曜日16:00~無料)
休館日:毎週火曜日
観覧科:一般:20ドル
http://www.moma.org/
★備考
1880年代以降のモダンアート、写真、映像、工業デザインまで全世界の
珠玉の名品を15万点以上収蔵。近現代美術の殿堂的な存在。

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大阪歴史博物館 [9番]

西国art33巡礼の第九番は、谷町四丁目の官庁街に在る「大阪歴史博物館」。

大阪城の目の前、NHK大阪放送会館とドーム型のアトリウムで結ばれた流線形
のシャープな外観が目を惹く建物です。

古代大阪のシンボルである難波宮の遺跡上に建ち、地下には遺跡をそのままの
状態で見学できる施設あったり、1階のエントランスからエレベーターで一気に展
示会場である地上10階に上ると、そこには直径70cmの朱塗りの円柱が立ち並
ぶ難波宮を再現してあり、ちょっとしたタイムスリップ感覚が味わえます。
エスカレータで各階を下る踊り場からは大阪城が展望できるように窓が設えてあり
(流線形の先端部分)、なかなか憎い演出、その窓がビルのファサードも演出して
おり、真正面から見上げると、その印象的で優美な姿に息を呑みます。
また、透明のドーム型のアトリウムの構造が、無機的なビル同士を有機的に結び
付けているような独特のインパクトを放っていて不思議な感覚を味わえます。

大阪に住んでいながら、古代の大阪の姿など想像したことも無かったので、建屋
目的の訪問とは言え、色々発見もある面白い博物館でした。

設計は、金属素材の曲線的なデザインを多用するポストモダンの建築家シーザー
ペリ氏が担当した2001年の作品です。

★施設
場所:大阪市中央区大手前4-1-32
開館時間:9:30~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週火曜日
観覧科:一般:600円
http://www.mus-his.city.osaka.jp/
★備考
地下には難波宮の遺構が保存され、その上に古代から近代までの大阪の歴史が
ビジュアル的に分かりやすく展示してある。

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国立国際美術館 [8番]

西国art33巡礼の第八番は、中之島に在る「国立国際美術館」。

京阪電車中ノ島線の渡辺橋駅から歩いて直ぐの所にある、見た目のインパクト
では随一と言ってもいいくらい印象的な外観の、この美術館にもよく訪問させて
もらっていて、地下3階で行われる特別展とほぼ同時期に開催される地下2階
の展示がメインを食うような面白い企画だったりすることが多く、いつも楽しみに
足を運んでいる次第です。

今回は、建屋を中心に拝見しようと、伸びやかな竹をイメージしたと言う地上部分
の巨大な金属チューブのうねりを、首が痛くなるほど見上げながら、何周も巡る。
この美術館は、エントランス、展示室などの主要な設備が全て地下に配置されて
おり、地上の金属部分は言うなれば玄関のようなもの。
エスカレーターで地下1階に下りるとチケット売り場、ショップ、カフェなどがゆった
りと配置されていて、展示スペースは、更に下って地下2階と3階になるのだが、
地上部分がスケルトン構造で自然光が入るのと、地下3階から地上まで吹き抜け
の構造の為か、地下と言う閉塞された印象はあまり感じない。

地下1階までは無料なので、ミュージアムショップを冷やかしたり、ベンチでゆっく
り休んだりと美術館を満喫して、炎天下の外へ。
同じ敷地には大阪市立科学館が隣接し、プラネタリウム目当ての家族連れで賑
わっていました。

設計は、金属素材の曲線的なデザインを多用するポストモダンの建築家シーザー・
ペリ氏が担当した2004年の作品です。

★施設
場所:大阪市北区中之島4-2-55
開館時間:10:00~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:420円(特別展は別途)
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html
★備考
ピカソなど一部戦前の物もあるが、戦後の国内外の現代美術を中心に収蔵。
地下2階では現代アートの若手作家の作品も積極的に展示している。

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サントリーミュージアム[天保山] [7番]

西国art33巡礼の第七番は、大阪港の「サントリーミュージアム[天保山]」。

ここも訪問頻度の高い美術館の1つですが、今回なんと言う偶然か折りしも安藤忠雄
氏の展示会が開催されており、設計した安藤氏の建築物と展示物を両方同時に拝見
することができました。

地下鉄中央線大阪港駅に降り立ち、大きな観覧車を向こうに見ながら人混みを避ける
ように、海運会社の事務所の並ぶ路地を抜けて目的のサントリーミュージアムに到着。

先ずは、展示会を観ようと、フロントを抜け、5階展示会場へエレベーターで昇ると、会
場中央に中之島プロジェクトの白い模型が横たわり、その周りにはプロジェクトに関わ
る一つ一つの建物の概要が展示、フェスティバルホールの建て替え、京阪の駅など徐
々に中之島が変貌していることは感じていたが、この様な形で完成するのかと改めて
驚かされました。同じフロアにはヴェネチアで進められているプロジェクトの概要も展示
してあり、ヴェネチアの模型を見ながら展示内容とは関係無く、古い旅の記憶を蘇らせ
てもらいました。
次の4階には安藤氏の建築で水をテーマにした作品約30点のドローイングや模型が
展示してあり、どの設計も特徴的で非常に興味深く拝見させてもらいました。

展示会の後は、本題のサントリーミュージアム[天保山]の見学、逆円錐の中にIMAX
シアターの球体を内在する中央部分と、立方体が中空に突き出した様な展示会場部を
マーメード広場から見上げながらガラスに映る大阪湾の風景を暫し楽しむ。
海からの姿にはコンクリート造形は目立たないが裏に回るとそびえ立つ安藤ワールドっ
て雰囲気で打ちっ放しの灰色の壁が垂直に眼前に広がります。

展示、建屋を満喫した後は、隣の海遊館を横目にマーケットプレースを冷やかして帰路
につきました。

因みに、サントリーミュージアム[天保山]の天保山は、天保二年(1831年)に川さらい
の土でできた山で、標高4.53m、国土地理院発行の地形図にも山として載っている歴
とした山です。

設計は、大阪生まれで国内外現在最も活躍している建築家の一人安藤忠雄氏が担当
した1994年の作品です。

★施設
場所:大阪市港区海岸通1-5-10
開館時間:10:30~19:30(ただし、入館は19:00まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:展示会毎
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/index.html
★備考
ロートレックやミュシャのポスターを中心に約15000点の作品を収蔵。
(常設展示は行っていないが、所蔵品を中心に企画展を開催)

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大阪市立美術館 [6番]

西国art33巡礼の第六番は、天王寺公園の中に在る「大阪市立美術館」。

なんだか今更、改まって訪問するのも気恥ずかしいくらい、お邪魔している場所ですが、
いつもの通り、地下鉄天王寺駅から公園脇の小路を美術館の横っ面を眺めながら歩い
て行くと、帝冠様式の趣のあるモダニズム建築「大阪市立美術館」正面が現れます。

階段を上って荘厳な雰囲気の本館を見上げながら正面玄関から館内へ。今回はゆっくり
建物を見たかったので、特別展の期間は避けて常設展の日にしたのが幸いし、館内には
数組のお客さんがいるだけ、中央ホールのシャンデリアを眺め、重厚な大理石の階段を
踏みしめながら2階の陳列室に展示してある、若冲の屏風や経典、白隠、仙厓、良寛の
禅画や書をじっくりと拝見。

展示を見終わった後は、本館の裏手にある庭園「慶沢園」を散策、ここは住友家の本邸
があった所で美術館建設を条件に庭園とともに大阪市に寄贈したと言う事です。

庭園を一周し、帰りには平成4年に増築された地下展覧会室を抜け美術館を後にすると、
目の前には通天閣がそびえ立ち、傍らの天王寺動物園からは子供らの楽しげな声、それ
に誘われるように、新世界の方へ足を運ぶと、美術館とは打って変わった喧騒、新世界も
昔の怪しげな雰囲気は影を潜めて、昨今は、串カツのフードテーマパーク状態、観光客が
行き交う、ある意味面白みの無い場所を尻目に恵美須町の駅へ。

設計は、モダニズム建築の伊藤正文氏と海上静一氏が担当した1936年の作品です。

★施設
場所:大阪市天王寺区茶臼山町1番82号
開館時間:9:30~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:300円
http://www.city.osaka.lg.jp/museum/
★備考
阿部氏・田万氏・山口氏など大阪の政財界の方々が寄贈した日本・中国の絵画・
彫刻・書・工芸品のコレクションを中心に約8000点の作品を収蔵。

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大阪府立狭山池博物館 [5番]

西国art33巡礼の第五番は、大阪の南、狭山池のほとりに在る「大阪府立狭山池博物館」

地下鉄天下茶屋駅から南海高野線に乗り継ぎ揺られることしばし、到着した大阪狭山市駅
は、閑散として人影もまばら、小さな改札を出ると博物館の案内板が目に入り、地図を頼り
に路地を歩いていると目の前に狭山池の土手が現れ、土手の上を進むと、目的の「大阪府
立狭山池博物館」の建物が見えてきます。

安藤忠雄氏設計のコンクリートの建造物は、上部に浅い池、中央下部にも水庭が設けられ
壁のように水が流れ落ちており、その水の壁の裏を歩いて館内入口のある円形のコート部
分に進み、スロープを上がりコート中央付近までせり出した入口の軒先を見上げ館内へ。

先ず目に飛び込んできたのは、巨大なマーブル模様の土の塊、興味深く眺めていると館内
案内のボランティアの方が声をかけてくれたので、詳細な説明を聞きしながら案内をしてもら
いました。その説明によると、展示された土の塊は、隣接する狭山池の堤を輪切りし2年かけ
て樹脂で凝固させたものだという事。マーブル模様に見えるのは、始めに作られた飛鳥時代
の堤を奈良時代の行基和尚、鎌倉時代の重源和尚、江戸時代の片桐且元が改修しながら
徐々に高く丈夫にしていった後だそうで、その後も明治、大正、昭和、平成と改修が繰り返さ
れ現在の狭山池の姿になったそうです。
堤の下を通してあった飛鳥時代と江戸時代の取水口(東樋)も、そのままの状態で堤の輪切
りの下部に展示してあり、飛鳥時代の丸太をくり貫いた土管の様な取水口も木組みで作った
江戸時代の取水口も驚くほど原型をとどめており、昔の技術の高さに感心させられました。
建物に興味があって訪れた博物館でしたが、親切なボランティアの方のお陰で展示物につい
て興味深い話が聞けて非常に楽しい見学ができました。

館内を堪能した後、しばらく写真を撮り、屋上ガーデン部分ある喫茶スペース「cafeteria un
deux」に立ち寄ったんですが、ここは“ワークくみのき”方々が働いていらしいて、丁寧で気持
ちの良い接客とアマレロと言う美味しいコーヒーをいただき、ホッと一息ついて、博物館を後に
した次第です。

設計は、大阪生まれで国内外現在最も活躍している建築家の一人、安藤忠雄氏が担当した
2001年の作品です。

★施設
場所:大阪府大阪狭山市池尻中2丁目
開館時間:10:0~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:無料
http://www.sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/
★備考
7世紀始め飛鳥時代に造られた日本最古のダム式ため池である狭山池の堤を輪切りにした
土木遺産を、そのままの形状で保存している。

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大阪府立近つ飛鳥博物館 [4番]

西国art33巡礼の第四番は、大阪南河内の山間に在る「大阪府立近つ飛鳥博物館」

近鉄あべの橋駅から河内長野に向かう近鉄長野線に揺られて喜志駅に降り立ち、そ
こから更にバスに揺られること約15分、途中大阪芸術大学を横目に見ながら終点の
阪南ネオポリスに到着。

バス停の前には「近つ飛鳥風土記の丘」と言う看板と台形をした休憩所兼管理事務所
が設置され、先ずは、その管理事務所の建物をしばし眺め、目的地「大阪府立近つ飛
鳥博物館」へ。道すがら案内板を読むと、この近つ飛鳥風土記の丘は、102基の古墳
が存在し、その内40基を見学できるように整備してある史跡公園だとの事、中々興味
のそそられる場所だけど、古墳見学は博物館を見た後にと足を進める。
程無く現れた安藤忠雄氏の設計の「大阪府立近つ飛鳥博物館」、いかにもって感じのコ
ンクリート打ちっぱなしの幾何学的な建物で、入口左には足音がビョンビョンと反響する
通路が設えてあり、そこを抜けて裏に回ると写真などでお馴染みの屋根の役目を果たし
ている階段と「黄泉の塔」と名づけられた立方体が迎えてくれます。この塔は前方後円墳
の形をした展示室のちょうど前方部分の真上に位置し館内から見上げると四角く暗い空
洞になっていました。

館内に入ると前方後円墳形の展示室を上から眺めるような造りで、テーマ毎のゾーンを
観ながら後方に回りこみ、後円部分に沿うように設えたスロープを降りると円の中央には
仁徳天皇陵の模型が設置してあったり、傍らには大修羅なる大きな木製のテコの他、出
土品も数多く並べてあって、暫し古代に思いをはしらせる事ができます。

展示物を見た後は、更に建物の周囲をグルグル回りながら写真を撮って、帰りに古墳を
数基見学し、再びバスに揺られて帰宅の途についた次第です。

設計は、大阪生まれで国内外現在最も活躍している建築家の一人安藤忠雄氏が担当し
た1994年の作品です。

★施設
場所:大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
開館時間:10:00~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:300円
http://chikatsu.mediajoy.com/index_j.html
★備考
一須賀古墳群の保存と啓蒙および古墳時代から飛鳥時代にかけての文化遺産の展示。

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入江泰吉記念奈良市写真美術館 [3番]

西国art33巡礼の第三番は、新薬師寺の傍らに建てられた「入江泰吉記念 奈良
市写真美術館」。

奈良国立博物館を後にし、奈良公園の青々とした芝生と人慣れた鹿をのんびりと
眺めながら歩いていると程無く春日の杜の入口が見えてきました。杜には入らず
迂回した方が目的地には近いけど、車の横を歩くのは嫌なので、そのまま春日大
社に入り、人の流れに乗って本殿方面へ。左手に南門を確認するも、お参りは帰
りゆっくりしようと、上の祢宜道に折れて春日の杜を抜け、志賀直哉旧居の建屋も
塀越しに覗いただけで、更に足を進め、新薬師寺に到着。
新薬師寺の中からは読経が響き、大好きな十二神将と薬師如来様の面影に心惹
かれるも、今回はできるだけ美術館での時間を取りたいので、後ろ髪を引かれな
がら、新薬師寺を尻目に先を急ぎました。

そのまま道なりに低い丘を回る込むと白壁の向こうに寺院のようなシャープな瓦屋
根が現れ、正面に回るとガラスの壁に黒光りするシンメトリーな瓦屋根が印象的な
件の美術館の入口が佇みます。
この目立つ瓦屋根の部分はエントランスで、本体の展示室は丘を切り出して地下に
設えてあり、丘の上には浅い池、丘全体として美術館になると言う造りです。

写真家入江泰吉氏は大和の自然を作品にした方なので、カメラの持つ機械的な部
分と作品の持つ自然の表現を、美術館の造りとしてもうまく融合させたのではと思え
る、素敵な建物でした。

設計は、現代日本建築の代表と言っても過言ではない国内外で高く評価されている
黒川紀章氏が担当した1991年の作品です。

★施設
場所:奈良市登大路町50
開館時間:9:30~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:500円
http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/
★備考
写真家の入江泰吉氏の全作品および機材、フィルム、乾板などを収蔵。

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